MCでありラッパーでもある、R-指定さんが強迫性障害や発達障害ではないかという噂があります。
病気の名前としては結構具体的ですよね…!ラッパーとしての実力はピカイチで、完璧なフリースタイルラップができる天才とだけあって、病気のことは気になります。
DJ松永さんともCreepy Nuts(クリーピーナッツ)としても活動するR-指定さんの、強迫性障害、発達障害について、調べてみました!
目次
R-指定(ラッパー)は発達障害?
R-指定さんが発達障害なのではないか、と言われている理由としては、2つあります。それは、
- こだわりが強い
- 楽曲の歌詞に発達障害の名称が登場する
といった理由が挙げられます。順番に確認しましょう!
【理由①】 R-指定はこだわりが強すぎる
R-指定さんのこだわりの強すぎる一面がうかがえる一面は、テレビでご本人が語っています。
たとえば、
「服を着たりするのも…自分の中でリズムがあって、左袖、右袖、首、っていうリズムがあって、それがひっかかってリズムが狂ったりとか…。逆にタイミング早すぎたり…。(気に入らなかったら)もう1回脱いでイチから着直す」
引用元:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/24/kiji/20200124s00041000443000c.html
- 服を着るときのリズムがあって、それが狂うと一から着直す
という、極端なこだわりぶりです。
リズムが狂うというのは、R-指定さんにとってどういう感覚なんでしょうか…その様子を一度見てみたいと思いますよね。
ほかにも、DJ松永さんがR-指定さんと同居していた時に目撃したエピソードとして、
- ドアをガチャンガチャンと、何度も開け閉め
- 歯磨きを何度もやって20分以上
- シャワーを1時間以上浴びる
ということを繰り返していたそうです。同居人からしたら、ちょっと迷惑かもしれませんね(;^_^Aさらに、
- 歩き方が違ったらもう一度元のところに戻る
というエピソードも公開しています。
“今の歩き方違ったな”と思ったら、1回(元の所に)戻るんです。小学校4年の時には、家の近くまで行って“(このリズム)気持ちわるっ”って思って、学校まで戻って、もう1回家に帰ってくる…
引用元:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/24/kiji/20200124s00041000443000c.html
リズムが気持ち悪いとはいったい何だろう…と疑問だらけです!どんなリズムならOKで、どんなリズムだとダメなんでしょう…。世界一のMCとだけあるので、その”正解のリズム”について詳しく知りたくなります。
発達障害の「こだわり」とは
R-指定さんは、独自のリズムや感覚で、何か違うとやり直すという意味で、「これはこうでなければならない」というこだわりが強いように思えますね。
発達障害といっても、「ASD(自閉症スペクトラム)」「ADHD(注意欠陥多動症)」「LD(学習障害)」などさまざま種類があります。
”こだわり”が診断する上で重要になってくるのは、「ASD(自閉症スペクトラム)」ですね。その特徴としては、
- コミュニケーションの障害(空気が読めない、会話が苦手など)
- こだわり(限定された反復する様式の行動、興味、活動)
- 感覚過敏(大きい音が苦手など)
があります。
こだわりは、ある特定のルールでないと気持ちが落ち着かず、子どもだとパニックを起こして怒ったり泣き出すこともありますね。この並び方で片づけないと落ち着かない、とかです。
注意としては、必ずしも、この特徴があるからといって発達障害と決められるわけではありません。誰にでも多かれ少なかれこだわりはありますし、会話が苦手な人もいます。
発達障害は、幼少期の様子も親に確認したりさまざまな検査を行ったうえで診断されます。
そして、診断する上で重要なのは、「社会や職業、そのほかの重要な機能に重大な障害を引き起こしているのかどうか」、ということです。
R-指定さんが、こういったこだわりのために、日常生活も普通に送れない、大きな支障が出ている、ということであれば、発達障害である可能性があります。
しかし、そういう風には見えないので、R-指定さんは発達障害ではなさそうだと見ていて思いました。
【楽曲②】 R-指定の楽曲の歌詞に発達障害が登場する
R-指定さんは発達障害ではなさそうなのですが、飢餓レンジャーとCreepy Nutsの楽曲「ちょっとだけバカ」の歌詞の中には、発達障害が登場します。
しかも、その箇所はR-指定さんがラップしているので、R-指定さんが作詞したと思われます。
発達障害が登場する歌詞部分を確認してみると、
脳の欠陥乗っけからあっけらかんとしてる
引用元:https://j-lyric.net/artist/a0163f9/l04b7a4.html
パンチラインドランカー喋ってばっか
準備万端 いや、注意散漫 うわ、やってもうたどうしょう
多動症なモーションの
ADHD OCDなりに全身全霊過す日々 だから RESPECT ME
ラップだけで全てを手にしてきた猛者猛者!
ちょっとだけ与太 なれると思ったちゃんとした大人
でもFランク大学三回生当時たった8単位で除籍!
バイバイ、社会との繋がり、オトンオカン、すまんドラ息子で…
ケツに火がついたNEET君の逆襲継続中 マイクロフォンcheck1.2
発達障害の一つである、「ADHD」が登場し、その特徴である不注意を表す「注意散漫」という言葉と、多動(落ち着きがない)ことを表す「多動症」が使われていますね。
R-指定さんはもしかしたら、ご自身では、発達障害、ADHDと思われている可能性はあります。
先ほど確認したように、R-指定さんのこだわりからは、発達障害には当てはまらなさそうですが、
ADHDの特性である、長時間集中できないという不注意や、じっとしてられない多動の症状を、日常で自分自身で感じていることがあるのかもしれませんね。
OCDは、強迫性障害のことです。続いては、強迫性障害について確認しましょう。
R-指定(ラッパー)は強迫性障害?
強迫性障害について、まずその特徴を確認しておきましょう。
A. 強迫観念または強迫行為のどちらかもしくはその両方が存在する
(1) (2) によって定義される強迫観念:
(1)繰り返される持続的な思考、衝動、またはイメージで、それは障害中の一時期には侵入的で不適切なものとして体験されており、たいていの人においてそれは強い不安や苦痛の原因となる
(2)その人はその思考、衝動、またはイメージを無視したり抑え込もうとしたり、または何か他の思考や行動(強迫行為を行うなど)によって中和しようと試みる引用元:http://www.sleep-mental.com/index22.html
(1) (2) によって定義される強迫行為:
(1) 繰り返しの行動(例:手洗い、順番に並べる、確認する)、心の中の行為(例:祈る、数を数える、声を出さずに言葉を繰り返す)であり、それらの行為を行うように駆り立てられていると感じている
(2) 行動や心の中の行為は、苦痛の予防、緩和、恐ろしい出来事や状況を回避することを目的としているが、それらの行為は状況に対して現実的、有効的ではなく明らかに過剰である
- 「強迫観念」という、
現実的でない苦痛を伴うイメージが繰り返しやってくるので、
それを回避、打ち消すために、「強迫行為」をする
というのが強迫性障害です。
有名なものでいうと、「洗浄強迫」というものがあります。これは、手や体が汚れているのでは、という強迫観念があり、それを打ち消すために、何度も手を洗ったり、シャワーを長時間浴びたり、一度来た服を着れなくなる、という強迫行為をします。
「確認強迫」では、ドアを閉め忘れたのでは、ガスの元栓を閉め忘れたのでは、という強迫観念があり、仕事に遅刻するくらい何度もドアが閉まっていることを確認したり、ガスの元栓を確認するために何度も家に戻る、ということをします。
R-指定さんがテレビで、もしかしてそれは「強迫観念」では?という、おもしろい発言をされています。
「電信柱とか棒状のものはできるだけ体のこちら側(前面?)で受け取りたい」「こちら側(体の背面?)で受け取ったら”刺さるイメージ”があるから」という話でした。
この「刺さるイメージ」は、強迫性障害の「強迫観念」に近いものかもしれません。「刺さるかもしれない」「刺さりそう」みたいな現実的でないイメージが湧いて、それを打ち消すために、自分が納得いくまで電信柱とすれ違う「強迫行為」を繰り返す。
あくまで予想でしかありませんが、R-指定さんは発達障害というよりも、強迫性障害が近いように思います。
強迫性障害も、発達障害と同様、日常生活でどれほど障害になっているか、が診断の上では重要です。
だって、鍵閉め忘れたかな?と思って何度か鍵確認したり、まだここ汚いかもと思って何度か洗ったりすることは、わりと皆さんありますよね。
まとめ
R-指定さんは、発達障害、強迫性障害といった病気なのではないか、という噂について調べてきました。結論としては、
- R-指定さんは、こだわりが強いし発達障害についてラップしているが、
発達障害ではなさそう - R-指定さんは、強迫観念、強迫行為と思われるものが少し見られるので、強迫性障害の可能性はある
- 発達障害も強迫性障害も、どちらの症状も日常生活でかなり大きな障害となっていれば診断されるが、R-指定さんはどちらもよくわからない
ということがわかりました。R-指定さんが病気であってもなかっても、R-指定さんの楽曲にはファンが多いことは紛れもない事実ですよね!
その才能を生かして今後も素晴らしいパフォーマンスを見せてくださることを期待しています!